となりの紀田くん



ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー




あれから幾つかの
日々を過ごし………





「そーいえば、ゆあ紀田くんと付き合ってるんだよね?」





「え?いまさら?」





「いや、なんとなく確認?」





鈴がエヘヘと笑いながら
ね?っと梓くんに同意を求める





「うん」





本当…………梓くんと鈴は
仲良しだなあ(笑)





こんな毎日が
今は当たり前で





前はこんな未来
予想すら出来なかった。





紀田と要さんの過去も
清算できたし





私と紀田の二人と要さん





みんな不器用だけど
それぞれ頑張ってる






「おい、ゆあ。弁当」






「はいはい、まったく何様のつもり?」






「俺様」





「あー、もういいよ」






日々は過ぎてく。
時計の針は進み
短い春休みも終わり





私たちは晴れて
高校二年生となったーーーーー






なったんだけど………………。
< 262 / 370 >

この作品をシェア

pagetop