となりの紀田くん
*紀田VS桜庭*
*紀田VS桜庭*
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やって参りました…………
高校2年生
桜ひらひら
なんて美しいの/////
「おい、姉貴。早くしないと遅刻すんぞ」
一人、新しい生活に
妄想を膨らませていると
飽きれ顔の柚が
後ろから声をかける
「わっ!やばい!」
私は柚と一緒に
慌てて家を出た。
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からの通学なう。
「なあ、姉貴!俺の初のブレザー姿どう?」
柚は私と紀田の恋を
応援すると言った
その時から私のことを
"ゆあ"ではなく
"姉貴"と呼ぶようになった。
うん、シスコン卒業してくれて
ねーちゃん嬉しいよ!!
ついでに中学卒業
おめでとう!!
「柚イケメンだから、学ランより断然ブレザー!!めっちゃ似合ってる!!」
笑顔で親指をつき出せば
柚も照れ臭そうに笑う
そして気づけばもう
校門についていて
「あ!ゆあと柚くん!おはよう!」
「おはよ」
笑顔の鈴と梓くんが
手を振りながら
小走りにやって来る
「おはよっ」
「おはよーございます!」
「柚くん、合格おめでとう!」
「鈴さん、ありがとうございます」
歩きながら
四人で他愛もない
会話をしていると
「朝から騒がしいと思ったらお前らか」
不意に後ろから声が聞こえる。
この声はーーーーーーーー
「紀田………おはよ」
「はよ…………って何だ?その顔」
「別に」
「あそ。ってか柚………お前よく受かったな」
「うっせえ!俺が姉貴から離れるわけねーだろ」
そうそう。柚が私から…………
ってあれ??
「へぇー」
「姉貴を守るのは俺の仕事だからな!」
「はいはい。でも1年の教室あっちな」
カッコつけた柚を
適当にあしらって
笑うこいつは
やはりかなりの
性悪みたいだーーーーーー