となりの紀田くん



「俺は謝らないよ?」



近い近い近い近い近いっ!



「あー、二人は付き合ってるんだっけ?」




梓くんが私たちをみて頷く




「ち、違うの梓くん!ぜんっぜん付き合ってないから!好きじゃないから!むしろ嫌いだから!犬猿の仲だから!」




一気に喋ったせいか
息が苦しい……




私は肩で呼吸をしながら
目の前の紀田を睨み付ける





「ゆあ………お前は俺のって………「ふーん、そうなんだ!じゃあ、そろそろ勉強始めようか」




紀田の言葉を遮って
笑顔でいう梓くん



いつでも笑顔が美しい!



君は天使だ!!!

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