となりの紀田くん



「瑠威!お待たせ!!」



「ゆあ…」



ぎこちない返事をして
瑠威がゆっくりと
こちらに顔を向ける



なんか緊張してきたかも…



「じゃ、行こうか。」



私は瑠威の言葉に頷き
並んで歩き出したーーーーー




ーーーーーーーーー



街は完全に
クリスマスモードで




あちらこちらで
イルミネーションが
輝いている。



手…繋ぎたいけど…
気持ち伝えるまでは
我慢しなきゃだよね…



街中に溢れる
カップルに紛れて
イルミネーションを堪能する。



「見て見て!瑠威!これ瑠威に似合うんじゃない!?」



「そう?ゆあには、これが似合ってる」



最初こそ、ぎこちなかったが
時間が経つに連れて
普通に話せるように
なっていたーーーーーーー。
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