となりの紀田くん



「ねぇ、本当にどこいくのよ~?」



なかなか紀田の目的地につかない




私の質問に答えず
歩くだけの彼に
ちょっとイラッとするが



仕方なく後ろを
ちょこちょこ着いてく。




するとーーーーー




いきなり紀田が立ち止まった。




どんっ




その拍子に紀田の背中にぶつかる




「ここ」




「いたぁっ………もう、急に止まらな…………ーーーーーーわぁ!」





紀田に文句を言うより先に
紀田が選んだ目的地に
感動する私ーーーー




ついた先は遊園地




紀田にしては
なかなかやるじゃん!!




私は目をキラキラと輝かせ




「はやく、行こっ!!」




紀田の手を引っ張り
遊園地の中へと急いだ。




ーーーーーーーー



「ねぇねぇ、紀田!!あれ、乗ろう!あれ!」




「お前……どんだけはしゃいでんだよ」




呆れ顔の紀田が
私に引きずられるように歩く




だってだってだって




「遊園地、久しぶりなんだもん!だからはやくっ!」




「あーはいはい。」







紀田が諦めたように私に従う。


なんかちょっと………



いや、かなりいい気分!!!




遊園地(主に紀田を従えてる事が)
楽しいーーーーーーーーーーっ!!!


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