私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。
……葵
大好きな仕事を初めたころは、毎日が楽しくて沢山のことを覚えることに必死だった。
キレイは花束を作りたい、お客様が手にした時喜んでもらいたい。
その一心で頑張ってきた。
そんな時に出会ったのが
『上川竜次』さんだった
初めての彼氏で浮かれていて、あの時は私の手もキレイ。
少しずつゆっくりだけど二人の距離も近づいて行く、バラのトゲを刺した絆創膏を見て、痛いよな、気をつけろよといたわってくれた。
そんな優しさがたまらなく嬉しかった。
心の中で温かい愛情で満たられいく、あなたの誕生日に赤い小さな花束を送った。
花言葉なんて知らないだろう、それでも良かった。
あなたの笑顔が好きだから。