私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。
……ゆずる
「ブルーの花のアレンジかあ」
昨日あったばかりなのに何ヶ月も会っていないようなそんな気になってくる。
高速で2時間、短いのか長いのか、これが心の距離なのだろうか?
彼女を想うとまるで心の中に一枚、一枚、青い花弁が泉のように溶けて広がっていく。
この気持ちの名前は何だろう。
たぶん、初めて合ったときかすみ草の花ような、真っ白で何にも染まっていない笑顔に惹かれたかも知れない。
あの笑顔を見るだびにまた一枚と溶けて広がっていく。
今日もあの笑顔で接客をしているのだろうと考えると心がムズムズしてくる。