私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。

 車の運転をしているゆずるさんはカッコいい、思わずジッと見つめてしまう。


 やっぱり会えるのは幸せ、心の中が温かくなっていく、声だけでは寂しかったんだなぁと改めて感じ、私はもう、ゆずるさんでいっぱいになっている。


 両手で胸をギュッと抱きしめる。


 赤信号で停まるとふいにゆずるさんに頭をなでなでされて、突然のことでビックリ、でも途端に嬉しくなって目がウルウルしてくる。



 「寂しかったか?」尋ねられたので


 素直に「はい、寂しかったです」


ゆずるさんは満足そうに「そうか」と笑顔で返してくれた。
< 42 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop