私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。
丘の上に登りきると、右手には海が広がっていて、どこまでも地平線が……
キラキラしてる、心も落ち着いてくるまるで、ゆずるさんのよう……
私に取ってゆずるさんは海のように深くて、優しくて、あったかい。
丘かの上からコキアを眺めると下からまた違ってキレイ、上からだと全体が赤く染まって見える!
丘の下には小さなログハウスが見えて、その前には結婚式が執り行われていた。
ゆずるさんが
「ここでも、結婚式が出来るんだな、いい場所だね」
鐘の音がなり、新郎、新婦に拍手が湧き、見ていた観光客も沢山の拍手が二人に、送られた。
ゆずるさんが私を不意に抱きしめて、唇にキス、額を合わせて、まるで神様に誓ったみたい。
私達を見ていたのは、海と少し傾いた夕日でした。