私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。


  「その手を離せ、葵は俺の女だ。」


 俺は怒りを抑えるのに必死だった。


 葵の顔は恐怖で真っ青で、男から葵を取り戻しギュッと抱きしめた。



  「……もう大丈夫、大丈夫だから」
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