私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。
「俺はお前を許さない、必ず潰す」
男の顔が青くなっていくのが分かった、やっと自分の置かれている状況が理解してきたのだろう。
葵を何とかしなくては。
「ゆずる、葵さんを部屋へ支配人が用意してくれた、後は私に任せなさい」
本当なら俺があの男を殴ってやりたい気持ちだか、今は葵が大切だ。
葵を抱き上げ部屋へと急ぎ、後は父に任せた。
あいつには社会的制裁を必ず。
ホテル側は男を警察に引き渡した。