私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。
マンション部屋へ入る、けどやっぱり私は昨日の事が……まだ吹っ切りてない。
そんな私の心を読んだのかゆずるさんは。
「自分をもうイジめるな、どれだけの沢山の人達に喜びを与えてきた。この手は俺の自慢だ。自分をもっと褒めてやれ。この手で作られた作品が皆を笑顔にしてきたんだ。」
「そして俺も」
「苦労をしらなければ、守れないものもある、だからこそ人を笑顔に出来る」
「俺の守りたいのは、葵だよ」
ゆずるさんは私をしっかり抱きしめ、その強さにこの人を好きになって良かったと、心に虹が現れる。