捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
翌日外来の師長に循環器から担当を外れたい旨相談した。
まだ働き出して2ヶ月。やっと慣れたところだし、人間関係も悪くない。
けど、昌也のもとで働くことなんて出来ない。
「どうしたの?循環器は嫌?」
「いえ、そういうわけではないのですが…ダメでしょうか?」
「何かあるのかな、と思って…。」
「すみません。人間関係とかは全く問題ないんです。個人的な都合だけなんです。」
「そう…。今すぐ、は無理かな。循環器をみれる人がいなくなっちゃうから待ってもらえる?」
「どのくらいですか?」
「1ヶ月は待ってくれる?」
「…」
いつかは同じ病院にいる限りは会ってしまうだろう。
気まずくなるのはわかっている。
それに彼は病院に必要な人間。
私はその他大勢の看護師。
私が去るべき…
本当はもっと早く決断すべきだったわ。
「すみません。1ヶ月後に退職を希望します。」
「どうしてそうなるの?」
「申し訳ありません!本当にすみません。」
「中山さん、お子さんいるし簡単に決めたらダメよ。」
「でも…子供のためとはわかっていますが、どうしても譲れないこともあるんです。」
「だから理由を教えてくれない?」
「すみません。」
「そんな簡単に決めちゃダメよ。一度家でゆっくり考えてみて。」
「…」
肩を叩かれ、師長は行ってしまった。
まだ働き出して2ヶ月。やっと慣れたところだし、人間関係も悪くない。
けど、昌也のもとで働くことなんて出来ない。
「どうしたの?循環器は嫌?」
「いえ、そういうわけではないのですが…ダメでしょうか?」
「何かあるのかな、と思って…。」
「すみません。人間関係とかは全く問題ないんです。個人的な都合だけなんです。」
「そう…。今すぐ、は無理かな。循環器をみれる人がいなくなっちゃうから待ってもらえる?」
「どのくらいですか?」
「1ヶ月は待ってくれる?」
「…」
いつかは同じ病院にいる限りは会ってしまうだろう。
気まずくなるのはわかっている。
それに彼は病院に必要な人間。
私はその他大勢の看護師。
私が去るべき…
本当はもっと早く決断すべきだったわ。
「すみません。1ヶ月後に退職を希望します。」
「どうしてそうなるの?」
「申し訳ありません!本当にすみません。」
「中山さん、お子さんいるし簡単に決めたらダメよ。」
「でも…子供のためとはわかっていますが、どうしても譲れないこともあるんです。」
「だから理由を教えてくれない?」
「すみません。」
「そんな簡単に決めちゃダメよ。一度家でゆっくり考えてみて。」
「…」
肩を叩かれ、師長は行ってしまった。