捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
『真帆、どうしよう。昌也がまた病院で働くみたい。どうしよう。』

メールをすると真帆から電話がかかってきた。

「今大丈夫なの?」

「うん。智也は今日もう寝ちゃったの。」

「そっか。で、なに。アメリカから帰ってきたの?」

「帰ってきてるらしいのよ。で、来月から働くみたい。外来も持つみたいなの。」

「来月っていったらあと2週間?!」

「もう私どうしたらいいのか…。とりあえず循環器外来を外れたいっていったけど無理って。だから退職希望って伝えたけど、すぐ辞められないの。」

「そっか…。」

「どうしよう。」

「そりゃ、向こうも気まずいだろうからお互い話さない。その一択でしょう。」

「仕事だから話さないわけにはいかないと思う。」

「仕事のことのみ。ともくんがいることも話さない!」

「それはもちろんよ!」

「ともくんは千佳の子だから。千佳だけのともくんだよ。私も守るから。」

「うん…うん…ありがとう。頑張る。」

「次の仕事も探し始めないとね。」

「うん。」

「土曜日に遊びに行くから、また話そうよ。」

「わかった。待ってるね。」

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