捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています

退職

翌日、私は16時になり今日で最後のため挨拶に回る。

本来は産休、育休まで取らせてもらった義理がある。

それに辞めたくて辞めるわけではない。

オペ中であろう時間に私は病棟を回り、辞める旨を伝え挨拶をした。

みんなには病棟に戻ってくれると思っていたのに、と言ってもらえたが「家庭の事情で…」と話し、私は頭を下げて回った。

私は7年働いた、実際は産休や育休をもらっていたから5年間…お世話になった病院を離れる決意をした。

外来のみんなにもお菓子やお花を頂き、私は深々と頭を下げ退職した。

最後に荷物をまとめ、智也を迎えにいく。

保育士さん達にもお礼を伝え智也と病院を後にした。

智也はいつもと変わることなくご機嫌で歩いてくれる。

2人で手を繋ぎ、自宅へ帰った。

真帆にも退職したことを伝えるとお疲れ様、と返信が来た。

そして、明日もし暇なら真帆の実家に行かないかと誘われた。

久しぶりにおばちゃんにも会いたいと思い、明日12時にいく約束をした。
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