捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
翌日からは智也を連れて午前中は遊びまわり、午後はお昼寝させてから就活し始めた。

割と看護師の職はすぐに求められるものだが、手近なところで決めていいものか悩む。
条件を読み込み検討する。

ひとまず今日はハローワークに行き求職と失業保険の手続きをした。

保育所があることやしばらく夜勤はしないことなど条件を記載した。

長く続けられる職場を慎重に探したいことを説明したところ担当者がとてもよくしんみになって相談にのってくれた。

また来月の約束をして今日はおしまい。

さぁ、急いで帰らなきゃ。
智也をおばちゃん地に預けてきた。

保育所以外に預けるのは初めてだからドキドキしちゃう。
  

「ただいまー!」

声をかけるとおばちゃんと智也が出てきた。
智也が抱きついてきた。

「おばちゃん、ありがとう。大丈夫だった?」

「大丈夫よ。保育所に行ってたからか泣かなかったわよ。ご機嫌で公園でブランコしてきたわ。」

「助かったよー。ありがとう。」

「さぁ、千佳ちゃんも上がってお昼食べちゃいなさい。」

「いいの?」

「もちろんよ。ともくんはちょうど食べ終わったところよ。」

「預けた挙句、お昼までご馳走になって申し訳ない。」

「何言ってるのよ。早く手を洗ってきなさいね。」

「うん。」

お母さんってこんな感じ?
いいなぁ。
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