捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
千佳の信用を取り戻したいと言ったが綺麗事だったのかもしれない。

千佳にとってのリアルは智也との生活だ。

俺がどれだけ千佳を好きでもそれだけではダメだ。

千佳や智也の生活に俺を入れてもらえるよう頑張りたい。ここが俺の頑張りどころだ。


俺は近くのスーパーに買い物に行き、おかずを数種類作った。

もともと料理するのは気分転換になり、嫌いじゃない。

甘いものや水分、ゼリーなども買ってきた。

買い物に行くのも大変だろうと何故あの時考えなかったのか悔やまれるがリカバーしたい!

俺は朝、出勤前に千佳の家に寄った。
まだ寝ているようなので玄関のドアに買ったものなどは置いてきた。

そして確実に、俺の携帯の番号もアドレスも書いたものを袋に入れておいた。

何かあったら気にせず病院に連絡するようメモも残した。

千佳の家に寄ったあと俺は足早に病院へ向かった。
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