捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
昌也の作ったご飯はとても懐かしかった…。

優しい味がした。
 
少し熱が下がり、智也も少し食べてくれた。

もらったゼリーも少し食べられたのを見てホッとした。

食べたら体力もついてくるし、下がって来てくれるといいんだけど…。

この数日家から出られず買い物に行けなかったから正直、昌也からの差し入れに助けられた。

私の中で気持ちが揺れ動く…

昌也とはやっていけないと思う自分がいる。

昌也を信じたい自分もいる。



私は昌也にメールした。

『差し入れありがとう』

としか入れられなったけれど、…。



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