捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています

地方から俺の父が学会で東京に出てくると聞いた。

アメリカに行く前も会っていなかったのでもう3年は会っていない。

そのため父に食事に誘われたので母も連れて上京するように頼んだ。

俺は、会って欲しい人がいると話すと2人はすごい喜びようだった。

「昌也！結婚する気なの？！お母さんどうしましょう…。どんな人なの？あー困っちゃう。なに着ようかしら。」

「母さん。結婚したいけど、彼女の両親が疎遠らしいんだ。離婚されてて、それから彼女とも疎遠なのを気にしてるんだよ…。うちが医者の家系だから、とかさ。そんなの気にしないって言ってるのに。」

「そうなの？母さん、ちーっとも気にしないけど。やっと昌也が結婚してくれるんだと思うと嬉しくなっちゃうけど。」

「あとさ、当日もっとびっくりすることが起きるから覚悟しといて！心臓止まったら父さんにマッサージしてもらって。」

俺が笑っていうと、
「止まるくらい驚いてみたいわ〜。最近つまらなくって…。」

「じゃ、楽しみにしといて！」

「はいはい。」

「じゃ、また週末に。」