捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
家に帰りしばらくすると智也は起きてくるが、お風呂に入ったり、軽くご飯を食べさせたらまたウトウトと寝始めてしまった。

昌也は明日うちから一緒に行きたい、と言い家へ荷物を取りに戻った。

けどそのまま戻ってくることはなかった。

病院から連絡がきて、緊急オペになるらしい。

病院に向かう途中で走りながらなのか慌てた声で電話が来た。

「千佳ごめん。今からオペになった。また連絡する!」

私は、「昌也、頑張って」としか言えなかった。

昌也は命を救うのが仕事。
それはとても素晴らしく、尊い仕事だと思う。

同じ医療職として尊敬している。

私は急ぎながらも連絡してきてくれたことを嬉しく思った。

私のことを忘れてないってことがわかった。
態度で見せてくれてありがとう。
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