捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
私たちは4人で早速水族館へ向かった。
智也ははじめての水族館にびっくりして私の後ろに隠れていた。
お父さんが智也を抱っこしてくれ、魚を見せて回った。
智也はまだ怖いのかしがみついていたが、だんだん興味が湧いてきて指をさして声を上げるようになってきた。
下ろして、と言わんばかりに動き出したので智也を下ろすとスロープを行ったり来たりし始めた。
魚を見にきたのか、スロープで遊ぶためなのか、と3人で見ていると後ろから声がかかった。
「おーい!」
振り返ると昌也がいた。
「3人とも携帯鳴らしたのに出ないんだもんな。探し回っちゃったよ。」
「あら、そうなの?来ないかと思ってたわ。」
「来るさ!だから頑張ったんだ。」
「あらそう。」
「なのにどこにいるのかわからないんだもんな。3人ともなんででないんだよ。」
「あらあら、そんな些細なことで怒るの?」
「些細なことって…。俺は何回もかけたよ。しかも3人に。なのに少しくらい怒ったらダメなの?俺だって行くって言ってたんだから少しくらい気にしてくれてもいいんじゃないの?」
「たかだか1時間くらいだろ。かけてるのは。千佳ちゃんはこんな思いで2年もいたのに1時間足らずでお前はこんななんだな。」
「…」
「私たちも千佳ちゃんにさっき会えなかったんだ。連絡先も知らなくて。こんなに広いのにちゃんと約束もしてなかったことを反省したよ。私たちもお前に連絡したけどでなかったからどうしたらいいかわからなかった。全然会えなくて心配したよ。千佳ちゃんは智也くん抱えてどうしたらいいか悩んだはずだ。千佳ちゃんはここまで電車を乗り継いでやっときてくれたはずなのに私たちと会えず不安だっただろう。私たちも連絡がつかないってこう言うことなんだと短い時間だったが分かったよ。千佳ちゃんの2年とは比べ物にもならないけどな。」
「ごめん。」
「ま、私たちも思うことがあったってことだ。」
「いつまで言ってても仕方ない。反省して前を向いていこう。」
「千佳、ごめんな。」
「もういいの。謝るのはもうおしまい。私も携帯見てなくてごめんね。」
「あぁ。」
「お疲れ様。寝てないんでしょ?大丈夫?」
「オペの後少し仮眠とったから大丈夫。」
智也が昌也に気が付き、足を叩く。
昌也は智也を抱き上げると顔を触っている。
「智也、お待たせ!」
「あーい」
2人は水槽に近寄り魚を見始めた。
智也ははじめての水族館にびっくりして私の後ろに隠れていた。
お父さんが智也を抱っこしてくれ、魚を見せて回った。
智也はまだ怖いのかしがみついていたが、だんだん興味が湧いてきて指をさして声を上げるようになってきた。
下ろして、と言わんばかりに動き出したので智也を下ろすとスロープを行ったり来たりし始めた。
魚を見にきたのか、スロープで遊ぶためなのか、と3人で見ていると後ろから声がかかった。
「おーい!」
振り返ると昌也がいた。
「3人とも携帯鳴らしたのに出ないんだもんな。探し回っちゃったよ。」
「あら、そうなの?来ないかと思ってたわ。」
「来るさ!だから頑張ったんだ。」
「あらそう。」
「なのにどこにいるのかわからないんだもんな。3人ともなんででないんだよ。」
「あらあら、そんな些細なことで怒るの?」
「些細なことって…。俺は何回もかけたよ。しかも3人に。なのに少しくらい怒ったらダメなの?俺だって行くって言ってたんだから少しくらい気にしてくれてもいいんじゃないの?」
「たかだか1時間くらいだろ。かけてるのは。千佳ちゃんはこんな思いで2年もいたのに1時間足らずでお前はこんななんだな。」
「…」
「私たちも千佳ちゃんにさっき会えなかったんだ。連絡先も知らなくて。こんなに広いのにちゃんと約束もしてなかったことを反省したよ。私たちもお前に連絡したけどでなかったからどうしたらいいかわからなかった。全然会えなくて心配したよ。千佳ちゃんは智也くん抱えてどうしたらいいか悩んだはずだ。千佳ちゃんはここまで電車を乗り継いでやっときてくれたはずなのに私たちと会えず不安だっただろう。私たちも連絡がつかないってこう言うことなんだと短い時間だったが分かったよ。千佳ちゃんの2年とは比べ物にもならないけどな。」
「ごめん。」
「ま、私たちも思うことがあったってことだ。」
「いつまで言ってても仕方ない。反省して前を向いていこう。」
「千佳、ごめんな。」
「もういいの。謝るのはもうおしまい。私も携帯見てなくてごめんね。」
「あぁ。」
「お疲れ様。寝てないんでしょ?大丈夫?」
「オペの後少し仮眠とったから大丈夫。」
智也が昌也に気が付き、足を叩く。
昌也は智也を抱き上げると顔を触っている。
「智也、お待たせ!」
「あーい」
2人は水槽に近寄り魚を見始めた。