捨てられママでしたが、天才外科医に独占欲全開で溺愛されています
翌朝、昌也はご飯の支度をしていた。

私はいつ寝室へ行ったのかわからない。

起きたらパジャマも着ていた。

昌也に着せてもらって運ばれたのだろう。

意識がなくなるなんて恥ずかしい…。

寝室から顔を出すのが恥ずかしいが智也が起きてるから起きないわけにいかない。

「おはよ…。」

「まーまー」

「ともくん、おはよ。」

「千佳、おはよ!」
チュッとキスまでされ真っ赤になるのがわかる。

これから仕事に行く昌也にご飯を作らせるなんて申し訳ない。

「昌也、ごめんね。ちゃんと朝ごはん作るね。」

「俺が疲れさせたんだから大丈夫。できる方がしたらいいさ。」

「昌也つかれてるでしょ…?」

「全然。むしろ元気。千佳が元気ならもっとやれた。」

「バカ!」

「ハハハ…冗談はさておき食べちゃおう。流石に出ないと。」

「うん!」

「千佳。一緒に暮らす部屋を探さないか?俺の家もワンルームだから狭いし。」

「うん。」

「とりあえずまたゆっくり話そう。」

俺は慌てて家をでる。
今日も2人に見送られながら…。
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