出会いの“キセキ”
すると、カズキさんは私の方を
チラ見して、微笑み、
ますます速く走ってくれた。
北斗団は3位に!!
そしてカズキさんからユウタさんへとバトンがつながれた。
ユウタさんはスピードもやばいし
足も長いから…
すごく速かった。
「ユウタさん頑張って~~~!!!」
マイがそう叫んだ。
その時、
「どゆ事?」
誰かが後ろに来た。
「あっ……」
後ろには、ショウヤがいた。
ショウヤはソウマと話すために、
北斗団ベンチに来ていたようだった。
「ショウヤ!!マイはユウタさんと団が同じなだけで…」
ソウマが必死になだめた。
「はぁ!?んな事知ってっから!!!
なんでユウタさんにだけ頑張れっつってんの?」
「……」
「なんとか言えって。
俺が知らないとでも思った?
見たし。2人っきりでいるとこ」
ショウヤは確実にキレてた。