出会いの“キセキ”

リレーを終えた3Eの人たちが戻ってきた。
異変に気付いた
カズキさんとユウタさんは、
こっちに駆け寄ってきた。

「まずショウヤ落ち着けって!!
一方的にキレたって仕方ねーだろ!?」
ユウタさんが止めに入った。

「ユウタさん。誰のせいだと思ってんですか?
いくら先輩だからって、
マイは渡さない」

やばいよ…
この雰囲気…。

「ミアビとソウマ。一回こっち来い」
そう言いカズキさんは
私とソウマを引っ張った。


「なんなの??あれはどうなってんの?」

「マイは…ショウヤと4月から付き合ってるんです
けど…ユウタさんかっこいいから
友達としてで良いから一緒いたいな
ってマイが言ってて…」

「ショウヤは結構前から気付いてたみたいで
けど俺がめっちゃ否定してたんで最初は
良かったんですよ。
けど…もう我慢できないみたいで…」

カズキさんは驚いていた。
「じゃあマイちゃんは
二股と同じようなこといてたんだ」

私もソウマも黙りこんでしまった。
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