出会いの“キセキ”
私は休日、久しぶりに彼氏と遊ぶ事になった。
彼の名は海カイ。
2人で遊ぶと言っても、
まだ小学生。ただゲーセン行ってプリを撮ったりするだけだった。
それからカイとUFOキャッチャーで
遊んでいると、突然誰かに肩を叩かれた。
振り向くと…
そう…そこにはあの男子がいた。
「ミアビちゃん~~
コイツが彼氏??」
異変に気付いたカイは、すぐに私の前に出た。
「そうだけど。何?
てかアンタはミアビの何?」
「ミアビちゃんと付き合う事になってる人~
てかお前邪魔だからどっか行ってくんね?」
「カイ!!ミアビ、この人に
襲われそうになったの!!」
カイは交流大会の時の出来事を知っていた。
「てめ…
ふざけんなよ!!
ミアビどんだけこわかったか
分かってんのかよ!!!」
「うっせーし」
そして始まったんだ…。
喧嘩が……
「やめてよ!!!!」
すごく怖かった…。
大好きな大事な人が、私のために
傷だらけになっていて…。
すぐに店の警備員が駆け寄ってきた。
喧嘩は終わったが
カイはボコボコにされた。
足も骨折…
私のせいで…
カイが……
カイはすぐに病院へ運ばれた。
命に別状はなかったものの、
カイのお母さんは私の事をひどく恨んだ。