出会いの“キセキ”

「ミアビ、目トロ~ンとなってる(笑)
襲いたくなっちゃうんだけど…」

「良いですよ」

「まじ!?」

「後でなら…」

「じゃあ後でね♥」

カズキさんはそう言って私にキスをした。
それから手を繋ぎながらDVDを見た。


「俺さぁ…入学式でミアビと目合った時…一目惚れしたんだ」

突然カズキさんが話し出した。

「したらさぁ~、ミアビと体育館の前の廊下でぶつかっちゃって…
正直言って、幸せだった(笑)
名前も聞けたし…」

「ミアビも入学式で目合った時と
ぶつかった時、
かっこいいなぁって思いました」

「そうだったの!??」

「はい(笑)」

「でも…ミアビ嫌そうだったから…
けど、団が一緒でさぁ。
しかも話しかけたらミアビと仲良くなれて…
んで今こうやってできて…
めっちゃ幸せ」

「ミアビも…
絶対別れたくないですよ??」

「絶対別れない。
ミアビが別れたいって言っても
別れないからなっ(笑)」
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