出会いの“キセキ”



私とカズキさんは目を合わせて笑った。

そして、カズキさんが私を抱きしめた。


「もう…絶対離さないから…」

「カズキさん…」

私はまた泣いてしまった。

けど、カズキさんの胸の中での涙は
すごく心地よかった。


「俺、ミアビに非常階段で話した後…
ずっと後悔してた。
なんであんな事したんだろな…」

「けど…今、こうなんだから
そんなの良いじゃないですかっ♪」

「だな。…ごめんな。
俺、やっぱミアビいないと生きてけないから」

「ミアビもですよ…
カズキさんに別れよって言われてから
精神的にもやばかったかも…(笑)」

「ミアビ廊下ですれ違っても
全然無視だったから…
嫌われたのかと思った」

「え…?多分それ、気付かなかっただけですよ
本当感情抜けてましたから~」



それから2人で勉強をした。

時々、イチャイチャしたりして
とても幸せだった。

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