出会いの“キセキ”

途中で女子や男子の先輩たちから
写真撮ろう♪と声をかけられた。

それにかなり目立ってるから
1Eに人がかなり入ってくれてるようだ。

「マイ♪可愛いよ」

途中で会ったショウヤはマイにそう言うと
マイの顔は真っ赤に…

私たちはちょっと緊張しながらも3年棟に向かった。

なんで緊張するかって?…

それはもちろん
『調子こいでる』とか
『なまいき』とか
そうゆう事を思う人がたくさんいると思うから。

だって3年生より目立っちゃうのは
掟破りでしょ…↓


けど、予想とは裏腹に
「後で行くよ~♪」

「かわいい~♪」

と声をかけてくれる人が多かった。


それから、私たちは宣伝の時間が終わったから
着ぐるみを脱いで
制服に着替えた。

そしてマイはショウヤの所へ
私はカズキさんが待つ玄関へ向かった。

すると、途中にお姉ちゃんがいた。

「あっ…ミアビ…」

なぜか寂しそうに笑うお姉ちゃんの後ろから
他中の女子が走って来た。

「アンズ!!大丈夫だよ!行こう?」

「うん…」

お姉ちゃんは泣いているように見えた。
何があったのか…
全然わからなかった。

「ミアビ~」

「カズキさん♪」

「3年の方まわろ~♪」

「はいっ♪」

私たちは、学校内なのにも関わらず
手を繋いで歩いた。

3年棟は、さっきよりも混んでいて
すごく人が多かった。

「迷子なんなよ?」

そう言い私の手を強く握った。


やっと人ごみを抜けた所で
3Eの入り口がすぐそばにあった。

「ちょっとここでまってて!」

「はいっっ」

一人で壁にのっかかっていると
誰かが私の前に立った。

…楓さん

「結局ヨリ戻したんだ~?」

私は関わりたくなかったから
楓さんの言葉をスルーした。
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