出会いの“キセキ”
「ミアビ。
告ろうとかっては思わないの?」
「え……」
「あっ!ごめんね!!
辛い事思い出させちゃって…」
「いや…いいよ」
辛い事…
それは確か……
去年の今頃だったかなぁ…。
「本気なら、告ってみる価値あると思うんだ
だってきっとソウマも
ミアビに気あるよ?」
「そう??(笑)
もしそうだったら頑張ってみるよ~」
「んだね~!」
キィ~…
…なんでこの音に気付けなかったのかな…。
「あっ母さん来た~!
ミアビ!!行こう!」
「うん!」
そう言い、学校をあとにした。