出会いの“キセキ”
事件は起きた…。
それは
朝のことだった……。
いつものように教室に入り
鞄から物を出していると、ソウマと同じ部の
弘ヒロシがやって来た。
「ミアビ…」
「なに??」
「…………」
ヒロシは深刻そうな顔をして私を見る。
「ヒロ~!!!なんなの?」
「ソウマが、好きにならないで
だって。」
「え………?」
「昨日…聞いちゃったらしいんだ
ミアビがソウマを好きってマイに言ってるの。」
「なんで……」
「まじごめんっ。」
そう言いヒロシは廊下に走って行った。