出会いの“キセキ”
次の時間は移動教室。
マイが一緒行こう♪と駆け寄ってきた。
しかし、さすが親友。
気付かれたみたい…
「ミアビ…?どした??」
「マ…マイ……うぇ~~んーーー」
ついに溜まっていた涙が全部零れ出た。
「どうしたの!?」
「ひっ…ソウマっ…がねっひっく…」
ききづらかっただろう。
けど、マイは最後まで聞いてくれた。
「大丈夫~!!!」
そう言い慰められた。
しかし、涙は止まらない。
私はその時間、具合が悪いと言い、
保健室で過ごした。