出会いの“キセキ”


家に帰り、着替えて
しばらくの間ぼーっとしていた。

入学式ってだけなのに、
やっぱり制服は疲れる。

私立の小学生はずーっとこんな感じだったんだぁ…。

これじゃぁ休み時間も鬼ごっこできない…
って!そんな事しないかぁ(笑)


そんな事を考えていると、
ケータイの着信音が鳴った。
急いで電話に出る。

「はいっ、もしもし」

「うちだよ~」

その電話はマイからだった。

「お~!で、どうしたの?」

「うん…あのね、今日やっぱ告られたんだ」

「良かったじゃぁん!!おめでとう!!
良いなぁ~マイはもう彼氏できちゃったじゃん~!」

笑いながら言った。
羨ましかったし、
すごかったから。

「いや…ミアビ……
そうじゃないんだ…」

え…?

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