出会いの“キセキ”

「あっ!!けど…」

「あっ…そっかぁ……」

そうだった…私たちのスクバの中には
弁当が…。
走ればグチャグチャになっちゃう…。

「んじゃ、早歩きで♪」

そうして私たちは早歩きで学校へ。

教室に荷物を置くと、体育館へ走った。

「お~来た来たっ。」

「遅くなってすいません…」

「大丈夫☆俺らが早く来ただけ♪」

確かに、まだ7時にはなっていなかった。


カズキさんは前髪をダッカールピンでとめていた。
それが可愛いくて…
けどかっこよくて…

「カズキさん前髪どうしたんですかぁ?」

「あっコレ??前髪邪魔だったから。
似合わねべ?」
カズキさんはそう言い、ピンをとろうとした。

「めっちゃ似合ってますから!!
とんないでください!」

「まじ??」
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