甘々顔KING総長様と地味顔女子
総長様のおかげで無事、遅刻を回避できた~
はぁ~~助かったぁ~
安堵した途端、別の不安が湧き上がってきた。
それは、さくらちゃんとあの慧って子の存在。
まさか、又、教室に来たりしないよね。
第一、会った時、なんて顔をしていいのかわからない。
結構、昨日いきなり帰った事を引きずっている
でも、そんな心配をよそにその日は一度もさくらちゃんとは会う事は無かった。
さくらちゃんとは、だ!
放課後、靴を履き替えていると、
「おい」
と、すぐ後ろで声がした。
こ、この声はぁ・・
バッ!振り返ると、そこには思ってた通り、慧って子で。
相変わらず、端正なお顔・・が、歪んでる。
いつも私にはこの顔しか向けてこない。
「えーっと、なんでしょうか?」私も相変わらずの下級生相手に敬語である。
「今日、お前、を連れて来いって、」
「え?っとぉ?」
「亜弥さんが言ってた通り、ホント飲み込み悪い奴。」
「ぬ?!」下級生にここまで言われて、さすがに私も黙っちゃいないよ!
「あのね、」
「来い。」
「はい。」
駿殺で従う事となった私は渋々、慧っ子の後について歩いていた。
一体、誰が私を呼び出しているんだろう。
聞こうにも、慧って子の事だ。睨まれて終わりだろう。
ハッ!もしかしたら、私の事が気に入らない暴走族のお仲間の方たちから?
仕返しは終わってなかった?
ボコボコにされちゃう?
それともどこかに売り飛ばされる??
ど、どうしよう、逃げたい。逃げなきゃ、
「あ!」
「あ?」
私のいきなり指を指した方向に慧って子は反応した。
チャンス!!!今だ!!
ダッシュ
ガッ!「え?」
「バカなの?」
!!!
なんなく腕を掴まれてしまっていた。
お、終わった。
「女、殴るの禁止って言われてるからさ、ちょっと大人しく付いてきてくれる?」
と、その言葉の後、私の腕は離された。
禁止って。禁止じゃなかったら殴るのか、て、誰が禁止って言ってんの?
殴るの禁止だったら、売り飛ばすのも禁止してください。
そう心の中で呟きながら、言われた通り大人しくついていった。行くしかなかった。
そして着いた場所は
「ここって・・」
そこは今朝、総長とお会いしたあの高級そうなマンションの前。
「早く来いよ。」
顎をクィとさせてマンション中へと誘導された。
中に入ると、真新しいエントランスが目に入る。
「うわ、キレイ、広っ、何階建て?高そー」
思ったことが全て出てしまっていた。
「ウザ」
そんな私にそんな言葉で返してきた慧って子。
ほーんと可愛くない。顔だけはキレイだけど、心は真っ黒くろだ。
一階の一番奥の扉の前まで来ると、立ち止まり、私はその隣に並んで立った。
慧って子はインターホンを鳴らしている
誰んち?
すると、インターホン超しから聞こえてきたその声、
「あ、慧、今開けるね~」
多分、モニターでも付いているんだろう。
その声の主は扉も開けないうちから、そこに立っているのが慧って子だと認識していた。
そして、開かれる扉。
声で既にわかっていた。
目の前に現れた、
「まゆさーんいらっしゃーい♪」
普段着のさくらちゃん。
ああ、やっぱさくらちゃん、普段着も可愛い。
て?ちょ、ちょっと待って!
「ここってさくらちゃんち?」
「うん」
って事は、私を呼び出したのは、さくらちゃん?
「まゆさん、昨日、いきなり帰っちゃうから」
「あ」
うっわ!しまった!さくらちゃんに会ってしまった!!
どうしよ、どんな顔していいのかわかんない、
「ショックだったなぁ~」
はう!
と同時に隣から鋭い眼光!見れなっ、隣向けなっ!
「とにかく入って♪」
私の腕を強引に引っ張って玄関内へと入れられてしまった。
慌てて靴を脱ぐと、長い廊下を早足で歩かされ、
そこを抜けると、突き当りにドア。
さくらちゃんはそのドアを開けると、掴んでいた手を離して、「どうぞ~」と手招きする。
恐る恐る入ったその部屋は、「わ!」
すごく広いリビング。
それにすごく整頓されてて綺麗。私の部屋とは大違い。
「好きな所にすわって♪」と指を指された方向には大きなソファが、
「あ、あじゃましまぁす」今更ながらそう言って、とりあえず端の方へ座る。
その隣にちょこんと、さくらちゃんは座ってきた。
ちゃっかり、入ってきていた慧って子はキッチンの方でなにやらやっている。
なんか、こんな素敵な部屋って初めてだから緊張する~//
はぁ~~助かったぁ~
安堵した途端、別の不安が湧き上がってきた。
それは、さくらちゃんとあの慧って子の存在。
まさか、又、教室に来たりしないよね。
第一、会った時、なんて顔をしていいのかわからない。
結構、昨日いきなり帰った事を引きずっている
でも、そんな心配をよそにその日は一度もさくらちゃんとは会う事は無かった。
さくらちゃんとは、だ!
放課後、靴を履き替えていると、
「おい」
と、すぐ後ろで声がした。
こ、この声はぁ・・
バッ!振り返ると、そこには思ってた通り、慧って子で。
相変わらず、端正なお顔・・が、歪んでる。
いつも私にはこの顔しか向けてこない。
「えーっと、なんでしょうか?」私も相変わらずの下級生相手に敬語である。
「今日、お前、を連れて来いって、」
「え?っとぉ?」
「亜弥さんが言ってた通り、ホント飲み込み悪い奴。」
「ぬ?!」下級生にここまで言われて、さすがに私も黙っちゃいないよ!
「あのね、」
「来い。」
「はい。」
駿殺で従う事となった私は渋々、慧っ子の後について歩いていた。
一体、誰が私を呼び出しているんだろう。
聞こうにも、慧って子の事だ。睨まれて終わりだろう。
ハッ!もしかしたら、私の事が気に入らない暴走族のお仲間の方たちから?
仕返しは終わってなかった?
ボコボコにされちゃう?
それともどこかに売り飛ばされる??
ど、どうしよう、逃げたい。逃げなきゃ、
「あ!」
「あ?」
私のいきなり指を指した方向に慧って子は反応した。
チャンス!!!今だ!!
ダッシュ
ガッ!「え?」
「バカなの?」
!!!
なんなく腕を掴まれてしまっていた。
お、終わった。
「女、殴るの禁止って言われてるからさ、ちょっと大人しく付いてきてくれる?」
と、その言葉の後、私の腕は離された。
禁止って。禁止じゃなかったら殴るのか、て、誰が禁止って言ってんの?
殴るの禁止だったら、売り飛ばすのも禁止してください。
そう心の中で呟きながら、言われた通り大人しくついていった。行くしかなかった。
そして着いた場所は
「ここって・・」
そこは今朝、総長とお会いしたあの高級そうなマンションの前。
「早く来いよ。」
顎をクィとさせてマンション中へと誘導された。
中に入ると、真新しいエントランスが目に入る。
「うわ、キレイ、広っ、何階建て?高そー」
思ったことが全て出てしまっていた。
「ウザ」
そんな私にそんな言葉で返してきた慧って子。
ほーんと可愛くない。顔だけはキレイだけど、心は真っ黒くろだ。
一階の一番奥の扉の前まで来ると、立ち止まり、私はその隣に並んで立った。
慧って子はインターホンを鳴らしている
誰んち?
すると、インターホン超しから聞こえてきたその声、
「あ、慧、今開けるね~」
多分、モニターでも付いているんだろう。
その声の主は扉も開けないうちから、そこに立っているのが慧って子だと認識していた。
そして、開かれる扉。
声で既にわかっていた。
目の前に現れた、
「まゆさーんいらっしゃーい♪」
普段着のさくらちゃん。
ああ、やっぱさくらちゃん、普段着も可愛い。
て?ちょ、ちょっと待って!
「ここってさくらちゃんち?」
「うん」
って事は、私を呼び出したのは、さくらちゃん?
「まゆさん、昨日、いきなり帰っちゃうから」
「あ」
うっわ!しまった!さくらちゃんに会ってしまった!!
どうしよ、どんな顔していいのかわかんない、
「ショックだったなぁ~」
はう!
と同時に隣から鋭い眼光!見れなっ、隣向けなっ!
「とにかく入って♪」
私の腕を強引に引っ張って玄関内へと入れられてしまった。
慌てて靴を脱ぐと、長い廊下を早足で歩かされ、
そこを抜けると、突き当りにドア。
さくらちゃんはそのドアを開けると、掴んでいた手を離して、「どうぞ~」と手招きする。
恐る恐る入ったその部屋は、「わ!」
すごく広いリビング。
それにすごく整頓されてて綺麗。私の部屋とは大違い。
「好きな所にすわって♪」と指を指された方向には大きなソファが、
「あ、あじゃましまぁす」今更ながらそう言って、とりあえず端の方へ座る。
その隣にちょこんと、さくらちゃんは座ってきた。
ちゃっかり、入ってきていた慧って子はキッチンの方でなにやらやっている。
なんか、こんな素敵な部屋って初めてだから緊張する~//