雨の日の夜
帰り道

いつもは雷斗と一緒に帰っていたのになぁ

「大輝くん!」

かわいらしい声が聞こえる

「麻美?」

「大輝くん大丈夫?その…雷斗くんのこと…」

麻美はもじもじしながら上目遣いしてくる

か、かわいいっ

「あ~うん、ちょっと辛いけど…」

目の前から麻美が消える

その代わりに賢太がいた

「賢太くん⁈」

賢太は小声で

「麻美は俺のだ、手を出すな」

それだけ言って歩いて行った

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