JOKER -東京の片隅で愛を探して-
014 朝焼け
「……お前さ、これからどうすんの?」
「……どうするって?」
「Jewelry、辞めるんだろ?」
「そうだよね……」
「……地元にさ、帰った方がいんじゃね?」
「何言って…」
彼が発した言葉が信じられなかった。
「お前の親ともさ、このままでいい訳ねぇだろ」
「…………」
それは、そうかもしれないけれど。