JOKER -東京の片隅で愛を探して-
「……はあ」
とりあえず今日はもう遅いし明日、住むアパートでも探そう……。
私は、目の前にある看板「ネットカフェ」とかいてある店に入り、今日はここで眠ることにした。
━━━‥‥
翌日
ネットカフェを出て、不動産会社を探した。
でも、すぐに住むアパートが決まる訳でもなく、転々としていた。
「はあー……」
なんだか私でも住めそうな良い物件なんてないな……。
別の不動産会社を探してまた歩く。
「お姉さん、お姉さん!」
すると、後ろから声をかけられた。
振り向くと、私よりちょっと年下か同世代くらいの若めの男の子が立っていた。
茶髪でグレーのパーカーに身を包んだラフな格好をしている。