JOKER -東京の片隅で愛を探して-
「つーか……すっごい量だね」
テーブルに並んでいるボトルやグラスを見て言う雄輝。
「なんか……勝手に頼まれちゃってさ」
「……JINに?」
「うん」
「あいつ、ここのナンバーワンだからさ。俺より女の扱い上手だと思うよ」
「っぽいね」
私は、さっきのホストの一覧から雄輝の名前を探す。
「……ねぇ、あそこに雄輝の名前なくない?」
「……あるよ!」
「……あ、あった!
……すっごい下の方」
写真ちっちゃ。