√セッテン
「読めるよぉー ねぇ、千恵ちゃん、見てみてよー」
山岡は遠慮がちに俺の画面を覗くと、キョトンとした。
「あれ?ここ、ハッピースタンドの掲示板?」
「え?千恵ちゃん知ってるの?」
「え、っと……知ってるって言うか」
山岡は言ってカバンを漁り、手帳から名刺のようなものを取り出した。
ピンクの台紙に、大きく書かれた、ハッピースタンドの文字。
裏返すと、プリクラが貼ってある。
「総代、池谷美保、 顧問 甘川充」
「……これって」
「この前にも言ってた、絵里子とか、沙織が入ってたギャルサーの名刺」
そこに、タナトスの館の管理人…
意外な接点だ。
死の待ち受けで死んだ3人の所属していたサークルに、防止の待ち受けを配布しているサイトが繋がってるかもしれない。
ページ内検索でメアドを再び検索する
ヒットした書き込みは1ヶ月前
「霧島」なる人間の書き込み
「こいつはギャル字じゃないな」
題名:立幸館ギャルサーのみんな
内容:クチコミパワーを持った地元の学生みんなにぜひ取材をさせて頂きたいと思っています。
サイト管理人の方にはメールしましたが、学校の七不思議など噂話について興味のある子は連絡下さい。
そして例のメアドが書かれていた。
イタズラのような書き込みだな…
第一印象をそのままに、元の検索ページに戻った。
「つまりタナトスの館の管理人が、霧島って人ってことだよね?」
「まぁ、メアド晒すくらいなら誰でもできるけど、内容のオカルトさからすれば間違いないな」
「河田君、霧島って人知ってる?」
敦子が椅子を回転させ、画面とにらめっこをしている河田に聞いた。
「え?キリシマ?知らないけど」
俺情報屋じゃないし、知らない奴だっているぞ
河田は言って笑った。
山岡は遠慮がちに俺の画面を覗くと、キョトンとした。
「あれ?ここ、ハッピースタンドの掲示板?」
「え?千恵ちゃん知ってるの?」
「え、っと……知ってるって言うか」
山岡は言ってカバンを漁り、手帳から名刺のようなものを取り出した。
ピンクの台紙に、大きく書かれた、ハッピースタンドの文字。
裏返すと、プリクラが貼ってある。
「総代、池谷美保、 顧問 甘川充」
「……これって」
「この前にも言ってた、絵里子とか、沙織が入ってたギャルサーの名刺」
そこに、タナトスの館の管理人…
意外な接点だ。
死の待ち受けで死んだ3人の所属していたサークルに、防止の待ち受けを配布しているサイトが繋がってるかもしれない。
ページ内検索でメアドを再び検索する
ヒットした書き込みは1ヶ月前
「霧島」なる人間の書き込み
「こいつはギャル字じゃないな」
題名:立幸館ギャルサーのみんな
内容:クチコミパワーを持った地元の学生みんなにぜひ取材をさせて頂きたいと思っています。
サイト管理人の方にはメールしましたが、学校の七不思議など噂話について興味のある子は連絡下さい。
そして例のメアドが書かれていた。
イタズラのような書き込みだな…
第一印象をそのままに、元の検索ページに戻った。
「つまりタナトスの館の管理人が、霧島って人ってことだよね?」
「まぁ、メアド晒すくらいなら誰でもできるけど、内容のオカルトさからすれば間違いないな」
「河田君、霧島って人知ってる?」
敦子が椅子を回転させ、画面とにらめっこをしている河田に聞いた。
「え?キリシマ?知らないけど」
俺情報屋じゃないし、知らない奴だっているぞ
河田は言って笑った。