助けてください!エリート年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません
私はどれだけ飲んだのだろう。
早瀬君に勧められるまま、体内にあらゆる酒を、ぶち込んだ。
サワー系はレモンや桃の味がしたのは覚えている。
あと、赤ワインもその後くいっと飲んだ。渋みがちょっと口に残っている。
その後は、日本酒だった気もするし、焼酎だった気もするが……どれだけ飲んだのかは、覚えていない。
河西君には、その都度水をがぶ飲みするように勧められ、合間合間に飲んでいた気もするものの、いつしか忘れていた。
で、出来上がったのが……。
「うへへ〜三条ちゃん超か〜わいい〜」
ふわふわとした、いい匂いがする三条ちゃんお胸にダイビンス。
「やだ〜先輩そんなとこ触らないでください〜」
「へへへ、良いではないか、良いではないか。女同士なんだから」
三条ちゃんの体にだきついた状態の私を、河西君が無理矢理ひっぺがしながら
「おーい、高井さんーセクハラー?訴えられるぞー」
「あはは〜平気平気、お空が綺麗だなー?」
「ここは室内だから、お空見えませんよ?」
「三条ちゃんが気にしないといけないのは、そこじゃないから」
「高井さんならいいですよ〜」
「やだ〜私達両思い〜」
うん。
こうして可愛い年下の女の子に抱きついてもセクハラ認定されない世界観、いい……!
普段、年下の、男に蔑まれる人生を送っているからこそ、この癒しがたまらない……。
「ああ……やっぱり年下の女の子って、最高……」
「高井さん、まじで大丈夫か?」
「ああ、平気平気。河西君こそ、分裂してるから体おかしいんじゃない?」
「うん、やばいね。烏龍茶ピッチャー頼もう」
やばいって?何が?
あ、頭がぼーっとしてくる……。
ふわふわして、気持ちいい……。
うとうとと、眠気が襲ってくる。
近くに、三条ちゃんの肩らしきものもある。
よし、お借りしよう……。
ってあれ?何か……三条ちゃんにしては肩が広い気が……。
「高井さん〜デートいきましょうよ〜」
ん?
耳元から、早瀬君の声がする……?
「ほら、早瀬、高井さん困ってるだろ」
今度は河西君。
「えー高井さんとデートは私がするんです〜」
三条ちゃんも乗ってくる。
私も三条ちゃんとおデートしたいです〜。
「デート……最近してないな……うう……あいつ……俺のこと嫌いにならないかな……」
「元木さんは飲みましょう」
……元木さんは何かのスイッチを、自分で押してしまったのかボロボロと泣いているようだった。
こう言う時にさっと慰められる河西君はコミュ力の塊だと思う。
「俺〜高井さんのこと、マジで可愛い〜って思ってたんですよ〜」
「え〜?三条ちゃんの方がずっと可愛いよ……」
きっと、三条ちゃんだったら……あのクソ上司ももっと優しくするんだろうな……。
井上さんにするような、優しい笑顔を、三条ちゃんになら向けるんだろうな……。
「そんなことないっす……!俺……初めて高井さんの事を見てから、ヤリたいって思ってたんす!」
「は!?早瀬お前こんなところで何言ってるんだ!?」
河西君が焦ってる?
ヤリたいって……どういうこと……?
うーん……なにをヤリたいんだろう……。
だめだ、頭がぐるぐるしてきた……。
「何だったら今日だって……」
そう早瀬君が言うと、力強い腕に引き寄せられた。
鼻に、お酒の嫌な匂いが近づく。
「高井さん、超可愛いっす……好きっす……」
「ちょっと!早瀬さん酔っているんですの!?」
三条ちゃんも焦ってる。
みんなどうしたんだろう?
なんか、生暖かい空気が唇にかかる……。
その感触が、ちょっと気持ち悪い……。
でも……どうするべきか、わかんな……。
「君達、暴れすぎ」
え?
誰?
誰があのクソ上司の声真似してるの?
すごい〜そっくり〜。
こう言う事できるのは……。
「早瀬君〜うちのクソ上司のこと知ってるの?」
「ばかっ高井さん!」
河西君が妙に焦ってる気がする。
何で?早瀬君ならいいじゃん。
「すごいね〜うまいね〜そんな嫌味〜な感じそっくり。あはははは」
「おい高井さん、その辺にしておけ」
「どうして〜?すごいね〜って褒めてるのに〜?」
「いいから!ちゃんと目を覚ませ!」
目を覚ませ?
私は目が覚めてるよ?
だって……。
その時。
「きゃっ!」
三条ちゃんの可愛い悲鳴がした。
と思ったら、私の頭に水のようなものがかけられた。
「冷たっ!!」
……何するの……!!
「ちょっと!何するの河西……く……ん?」
さっきからずっと水を飲め飲めと言っていた河西君が、私に水をかけたんじゃないかと思った。
だって、そう言う事をしそうな人、ここにはせいぜい河西君くらいしかいなかったはず。
それなのに……何で……?
「随分と楽しい話をしてたみたいだけど?目は覚めたかな?高井綾香さん」
「加藤……さん……?」
何で、どうして?
井上さんと2人で楽しそうに話していたはずの加藤さんが、烏龍茶のピッチャーなんか持って私の前にいるの!?
早瀬君に勧められるまま、体内にあらゆる酒を、ぶち込んだ。
サワー系はレモンや桃の味がしたのは覚えている。
あと、赤ワインもその後くいっと飲んだ。渋みがちょっと口に残っている。
その後は、日本酒だった気もするし、焼酎だった気もするが……どれだけ飲んだのかは、覚えていない。
河西君には、その都度水をがぶ飲みするように勧められ、合間合間に飲んでいた気もするものの、いつしか忘れていた。
で、出来上がったのが……。
「うへへ〜三条ちゃん超か〜わいい〜」
ふわふわとした、いい匂いがする三条ちゃんお胸にダイビンス。
「やだ〜先輩そんなとこ触らないでください〜」
「へへへ、良いではないか、良いではないか。女同士なんだから」
三条ちゃんの体にだきついた状態の私を、河西君が無理矢理ひっぺがしながら
「おーい、高井さんーセクハラー?訴えられるぞー」
「あはは〜平気平気、お空が綺麗だなー?」
「ここは室内だから、お空見えませんよ?」
「三条ちゃんが気にしないといけないのは、そこじゃないから」
「高井さんならいいですよ〜」
「やだ〜私達両思い〜」
うん。
こうして可愛い年下の女の子に抱きついてもセクハラ認定されない世界観、いい……!
普段、年下の、男に蔑まれる人生を送っているからこそ、この癒しがたまらない……。
「ああ……やっぱり年下の女の子って、最高……」
「高井さん、まじで大丈夫か?」
「ああ、平気平気。河西君こそ、分裂してるから体おかしいんじゃない?」
「うん、やばいね。烏龍茶ピッチャー頼もう」
やばいって?何が?
あ、頭がぼーっとしてくる……。
ふわふわして、気持ちいい……。
うとうとと、眠気が襲ってくる。
近くに、三条ちゃんの肩らしきものもある。
よし、お借りしよう……。
ってあれ?何か……三条ちゃんにしては肩が広い気が……。
「高井さん〜デートいきましょうよ〜」
ん?
耳元から、早瀬君の声がする……?
「ほら、早瀬、高井さん困ってるだろ」
今度は河西君。
「えー高井さんとデートは私がするんです〜」
三条ちゃんも乗ってくる。
私も三条ちゃんとおデートしたいです〜。
「デート……最近してないな……うう……あいつ……俺のこと嫌いにならないかな……」
「元木さんは飲みましょう」
……元木さんは何かのスイッチを、自分で押してしまったのかボロボロと泣いているようだった。
こう言う時にさっと慰められる河西君はコミュ力の塊だと思う。
「俺〜高井さんのこと、マジで可愛い〜って思ってたんですよ〜」
「え〜?三条ちゃんの方がずっと可愛いよ……」
きっと、三条ちゃんだったら……あのクソ上司ももっと優しくするんだろうな……。
井上さんにするような、優しい笑顔を、三条ちゃんになら向けるんだろうな……。
「そんなことないっす……!俺……初めて高井さんの事を見てから、ヤリたいって思ってたんす!」
「は!?早瀬お前こんなところで何言ってるんだ!?」
河西君が焦ってる?
ヤリたいって……どういうこと……?
うーん……なにをヤリたいんだろう……。
だめだ、頭がぐるぐるしてきた……。
「何だったら今日だって……」
そう早瀬君が言うと、力強い腕に引き寄せられた。
鼻に、お酒の嫌な匂いが近づく。
「高井さん、超可愛いっす……好きっす……」
「ちょっと!早瀬さん酔っているんですの!?」
三条ちゃんも焦ってる。
みんなどうしたんだろう?
なんか、生暖かい空気が唇にかかる……。
その感触が、ちょっと気持ち悪い……。
でも……どうするべきか、わかんな……。
「君達、暴れすぎ」
え?
誰?
誰があのクソ上司の声真似してるの?
すごい〜そっくり〜。
こう言う事できるのは……。
「早瀬君〜うちのクソ上司のこと知ってるの?」
「ばかっ高井さん!」
河西君が妙に焦ってる気がする。
何で?早瀬君ならいいじゃん。
「すごいね〜うまいね〜そんな嫌味〜な感じそっくり。あはははは」
「おい高井さん、その辺にしておけ」
「どうして〜?すごいね〜って褒めてるのに〜?」
「いいから!ちゃんと目を覚ませ!」
目を覚ませ?
私は目が覚めてるよ?
だって……。
その時。
「きゃっ!」
三条ちゃんの可愛い悲鳴がした。
と思ったら、私の頭に水のようなものがかけられた。
「冷たっ!!」
……何するの……!!
「ちょっと!何するの河西……く……ん?」
さっきからずっと水を飲め飲めと言っていた河西君が、私に水をかけたんじゃないかと思った。
だって、そう言う事をしそうな人、ここにはせいぜい河西君くらいしかいなかったはず。
それなのに……何で……?
「随分と楽しい話をしてたみたいだけど?目は覚めたかな?高井綾香さん」
「加藤……さん……?」
何で、どうして?
井上さんと2人で楽しそうに話していたはずの加藤さんが、烏龍茶のピッチャーなんか持って私の前にいるの!?