助けてください!エリート年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません
確かに、ネット上で「紹介Fee」の金額の目安は出ている。
なので、自分の現年収と、転職先のオファー面談の値段を知って、
にしても……鮫島のこの言い方……もっと、人材業界のことを詳しく知りすぎている気もする。
「ああ、1000万円以上っていうのは、部の予算達成の件だね、ええと……何ちゃんって言うの?」
「……名乗る程のことでは」
「ああそうだ。YAIDAの営業ということは、私は元木君から名前は聞いていたはずだな……ふむ……ああ、そうだそうだ、高井さんだ。元木君から、よく聞いていたよ」
この人、記憶力めちゃくちゃ良い……!?
「ふむ……そうか……君が、高井さん……ねぇ……」
気持ち悪い。
鮫島は、私を品定めするような目で、上から下まで隅々と見てくる。
一刻も早く離れたい。
だけど、今ここで離れたら、何のためにこんなことをしたのか、分からなくなってしまう……!
「私のことはいいけど、あんたが追いかけてた女の子のことは、2度と付き纏わないで」
「良いよ」
「え」
間髪入れずに即答された。
「あの子は、胸が大きくて……顔を埋めたらさぞ気持ちいいだろうと思って狙ってたけど……」
そう言うと、鮫島は、私が掴んでいる方の手とは反対の手で、私の太もも部分を撫でてきた。
「っ!!??」
気持ち悪い。
悪寒がする。
嫌だ。
そう言いたくても、金縛りにあったかのように声がうまく出てこない。
そんな中鮫島は、慣れた手つきで、太ももから、少しずつ手を上に走らせていく。
どんどん、触られたくない箇所ナンバー1……お尻の部分まで手が動く。
「ねえ、高井さん、私と賭けをしよう」
「かっ……賭け?」
「そう。賭けだ。君が今すぐ泣き叫び、誰か助けを呼ぶのなら、私は喜んで警察に行こう」
「なっ……!?」
「だがその結果……君や君の大事な人たちの成果は……霞となって消える。それこそうまくいけば君と元木君は100万ずつ……君たちの部署には1000万ってところか……その成果が消えることになるんだ」
「何で……そのこと……」
「そんなこと、どうだっていいだろう?それより、どうする?声を出す?出さない?私は、どちらでもいいんだ。どちらでも、欲しいものは手に入るからね……」
「欲しい物……?」
「君が声を出したら、私は君たちの絶望に打ちひしがれる顔が見られる。叶うはずだった夢が破れた時の人間の苦痛に歪む顔は、私のオーガズムを呼ぶ。もちろん、声を出さない場合は……」
鮫島は私の下着の中に手を入れてくる。
「んっ!?」
「ほら……どうだい……?気持ちいいだろ?」
私は、声をうまく出せない代わりに、首を横に振って意思表示をした。
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……!!
「いいね、君……あの子より顔は全然大したことなくてつまらないかと思ったけど……意外とそそる部分もあるんだね」
私は、体に襲いかかる気持ち悪い感触を耐え切ることで、もういっぱいいっぱいだった。
頭が回らない。
恐怖だけがどんどん募る。
「ほら、声を出しな。君が声を出せば、入社前逮捕……っていうのかな……。そんな前代未聞なことを引き起こしたら、君は……企業から出禁になるんじゃないか?」
鮫島は、どんどんこちらの心理を突いて、抉り出してくる。
「もし、声を出さないを選択したら……悪いようにはしない。君でいい。君が、私を慰めてくれるかい?もし君が処女だった場合は、頂いてしまうかもしれないが」
覚悟は……してた。
痴漢をやめるように説得すると決めた時から、多少触られるのは覚悟の上だった。
でも、鮫島が要求してきたことは、それよりもずっと生々しく、汚らしい取引だった。
くそっ……。
どうせなら、そこまで覚悟しておくべきだったのか……!?
私は、悔しさで涙が出てきた。
「おやおや、泣いて……可愛いね……しょうがない……私が慰めてあげよう」
鮫島が、そう言って私の首筋に自分の唇を寄せようとしてきた、その時だった。
「こいつに触れるな!!!」
という声と共に、鮫島が誰グーで殴られていた。
私は、その人が誰か……声を聞いただけで分かってしまった。
「加藤さん……!どうして!?」
なので、自分の現年収と、転職先のオファー面談の値段を知って、
にしても……鮫島のこの言い方……もっと、人材業界のことを詳しく知りすぎている気もする。
「ああ、1000万円以上っていうのは、部の予算達成の件だね、ええと……何ちゃんって言うの?」
「……名乗る程のことでは」
「ああそうだ。YAIDAの営業ということは、私は元木君から名前は聞いていたはずだな……ふむ……ああ、そうだそうだ、高井さんだ。元木君から、よく聞いていたよ」
この人、記憶力めちゃくちゃ良い……!?
「ふむ……そうか……君が、高井さん……ねぇ……」
気持ち悪い。
鮫島は、私を品定めするような目で、上から下まで隅々と見てくる。
一刻も早く離れたい。
だけど、今ここで離れたら、何のためにこんなことをしたのか、分からなくなってしまう……!
「私のことはいいけど、あんたが追いかけてた女の子のことは、2度と付き纏わないで」
「良いよ」
「え」
間髪入れずに即答された。
「あの子は、胸が大きくて……顔を埋めたらさぞ気持ちいいだろうと思って狙ってたけど……」
そう言うと、鮫島は、私が掴んでいる方の手とは反対の手で、私の太もも部分を撫でてきた。
「っ!!??」
気持ち悪い。
悪寒がする。
嫌だ。
そう言いたくても、金縛りにあったかのように声がうまく出てこない。
そんな中鮫島は、慣れた手つきで、太ももから、少しずつ手を上に走らせていく。
どんどん、触られたくない箇所ナンバー1……お尻の部分まで手が動く。
「ねえ、高井さん、私と賭けをしよう」
「かっ……賭け?」
「そう。賭けだ。君が今すぐ泣き叫び、誰か助けを呼ぶのなら、私は喜んで警察に行こう」
「なっ……!?」
「だがその結果……君や君の大事な人たちの成果は……霞となって消える。それこそうまくいけば君と元木君は100万ずつ……君たちの部署には1000万ってところか……その成果が消えることになるんだ」
「何で……そのこと……」
「そんなこと、どうだっていいだろう?それより、どうする?声を出す?出さない?私は、どちらでもいいんだ。どちらでも、欲しいものは手に入るからね……」
「欲しい物……?」
「君が声を出したら、私は君たちの絶望に打ちひしがれる顔が見られる。叶うはずだった夢が破れた時の人間の苦痛に歪む顔は、私のオーガズムを呼ぶ。もちろん、声を出さない場合は……」
鮫島は私の下着の中に手を入れてくる。
「んっ!?」
「ほら……どうだい……?気持ちいいだろ?」
私は、声をうまく出せない代わりに、首を横に振って意思表示をした。
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……!!
「いいね、君……あの子より顔は全然大したことなくてつまらないかと思ったけど……意外とそそる部分もあるんだね」
私は、体に襲いかかる気持ち悪い感触を耐え切ることで、もういっぱいいっぱいだった。
頭が回らない。
恐怖だけがどんどん募る。
「ほら、声を出しな。君が声を出せば、入社前逮捕……っていうのかな……。そんな前代未聞なことを引き起こしたら、君は……企業から出禁になるんじゃないか?」
鮫島は、どんどんこちらの心理を突いて、抉り出してくる。
「もし、声を出さないを選択したら……悪いようにはしない。君でいい。君が、私を慰めてくれるかい?もし君が処女だった場合は、頂いてしまうかもしれないが」
覚悟は……してた。
痴漢をやめるように説得すると決めた時から、多少触られるのは覚悟の上だった。
でも、鮫島が要求してきたことは、それよりもずっと生々しく、汚らしい取引だった。
くそっ……。
どうせなら、そこまで覚悟しておくべきだったのか……!?
私は、悔しさで涙が出てきた。
「おやおや、泣いて……可愛いね……しょうがない……私が慰めてあげよう」
鮫島が、そう言って私の首筋に自分の唇を寄せようとしてきた、その時だった。
「こいつに触れるな!!!」
という声と共に、鮫島が誰グーで殴られていた。
私は、その人が誰か……声を聞いただけで分かってしまった。
「加藤さん……!どうして!?」