BLOOD VAMPIRE



「女王様…私に力の使い方を教えて下さい!!」



「もちろんそのつもりですわ…今から貴女にはシャロンとミリアと決闘してもらいます。」



「シャロンさん達と決闘か……。ーーーーーーってえええええええ!?」




女王様の発言に驚いて
思わず大声が出るーーーーー。



いくら私に力を
つけるからって



何故に仲間と戦わなきゃ
いけないの!?



彼女の発言には
先程から驚いてばかりだ。



「女王様、さすがにちょっと……」



そう言いかけたところで
私は口を止めた。



顔は優しい笑顔だが
彼女を纏っているオーラは
明らかに本気だーーーーー。



どうやら戦いは
避けられないみたい。



でも私には
レイがついてるからーーー



けれど安易な私の
考えを覆すべく



「小娘…私たちと決闘だ。ちなみにレイは戦わない。お前一人で私たちを相手にしろ…」



シャロンさんが
とんでもない発言をする。



「えっ!?そんな無茶な!!」



私はレイがいないと
力が使えないのに!!



いくらなんでも
横暴すぎるーーーーー!!
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