BLOOD VAMPIRE
「私の隣の部屋、空き部屋だから。そこ使って。ある程度の必需品は揃ってると思うから。」
「お心遣いありがとうございます。莉々華様、明日も学校ですし早く就寝致しましょう」
「うん…でもその前に」
私の言葉にレイが首を傾げる
「blood vampireについて教えて」
真剣な瞳でレイを見る。
契約したんだ。
何も知らないまま
戦えるわけないし。
私にだって知る権利はある。
「そうですね…。説明致しましょう。」
二人でリビングに向かう。
話すなら莉央斗が寝ている
今しかチャンスはない。
「まず、blood vampireってなんなの?」
「blood vampireとは…」
私の質問に答えてくレイ。
聞きたい事は山程あるけど
言い出したら切りが無い…
私は重要な要点だけ
質問していった。
夜中まで私たちの
会話は進み
流石に眠くなった私は
いつの間にかリビングの
イスに座ったまま眠っていたーーー。