BLOOD VAMPIRE
「茶番は終わりだ小娘共。ロエン様が望んでいる貴様をつれて帰ることが俺の使命。その他外野は始末する」
ロエンって奴が
一体誰なのかは
よくわからないけれど
負けるわけにはいかない。
「言っておけばいいわ!行くわよ、ローザス!!ーーーーームーンサテライト!!!」
薔薇ちゃんの武器から
月の光のような光線が出る
まさか、もしかして…
薔薇ちゃんが月の血(moon blood)
を受け継ぐ人間(ひと)なの?
「そう何度も同じ技を…ってあらら、どこ狙ってんの?下手くそ…ーーーーーーーーーっ!!?」
「今よ!佐伯さん!!」
「ええ!!とぉりゃーーーーっ!!!」
相手の視線が薔薇ちゃんの
わざと外した攻撃に向いた瞬間
思い切り相手の腹に蹴りを入れる。
「まだまだ!クロスサンプラネット!!」
言葉と共に雷電が
相手の体を貫く
「ぐぅわぁぁぁぁーーーーっ!!」
「やれば出来るじゃないですか。りりかお嬢様。」
「レイ…」
「あとはお任せを」
そう言って敵めがけて
走り出したーーーーーーー。