BLOOD VAMPIRE



「特別な血を持つものは皆
ヴァンパイアではなく人間…



その五つの異なった血には
それぞれの力がある。



でも、その力を発揮
させるためには
属性に合った別の
血が必要だった…



それがヴァンパイアの命(血)



だから、こうして契約
することによって
私たちは力を発揮できるの。」




「じゃあ、薔薇ちゃんもローザスさんと契約を?」



私の質問に対して
コクリと頷くと
話を続けるべく
口を開くーーー。



「そして太陽の血(sun blood)を持つものは17歳という年齢になって、初めて契約して力を得ることが出来るの。


因みにそれ以前に契約した場合
力を発揮出来ない上に
ヴァンパイアになってしまうわ。



そしてそのヴァンパイアは
死罪になる。重い罪よ…


今、ヴァンパイアの世界では
人間の血を吸うことを
禁止しているの。



それぐらいは知ってるわね?」



「うん、それは聞いた。なら薔薇ちゃん達はいつから契約を…?」



「それはね…ーーーーーーーっ!?」



「あら薔薇ちゃん。そこから先はみんなが来てからお話しましょうね!!」



薔薇ちゃんの後ろから
現れた綺麗なドレスを
身に纏った女性が



彼女の目を塞ぐーーーーー



美しすぎる顔立ちに
ナイスなバディと白い肌


誰この綺麗な人?


そう思った瞬間


「女王様!!!!」


レイがそう言ったーーー。
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