BLOOD VAMPIRE



「で、リカルドさんとシャロンさんは契約を?」



「ふざけるな!!なんで私がこんな低脳なんかと契約を!!私には別に契約者がいる」



「シャロン、お待たせ」


「ミリア!!愛しの我が主!!」


嘘!!こんな子供が!?
見たところ13歳くらいだけど…



この子も力の持ち主!?
しかもシャロンさん
めっちゃデレデレやん!!



「貴女が太陽の血を受け継ぐ者ですね。私はミリア・モーメントと申します。以後お見知り置きを」



深々と丁寧にお辞儀をする
ミリアちゃん。



「こちらこそ宜しく」



「そういえば…僕も名乗ってなかったね。」



挨拶を交わし終えた
私のもとにローザスさんが
やってきて手を差し出す。



「僕はローザス・ファナリ。さっきも言ったけど薔薇様の契約者。そしてレイは僕の大事な親友。」



へ~。
レイにも親友なんて
いたのね!!



「お嬢様、今さりげに酷いことをおっしゃいませんでしたか?」



「い、言ってない!!それよりリカルドさんの契約者はまだなんですか?」



「え?もういるよ?」



「え?」



辺り見回しても
そのような人は見つからない



一体何処にいるってゆーのさ!!
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