BLOOD VAMPIRE
「反逆者?…自分だって反逆者じゃない。あの事件…忘れもしない。」
あの事件?
会話についていけず
困惑状態の私
私の知らない歴史…
一体何があったというの?
「マリン・ソロル!!それ以上は許しませんよ!!」
女王様が血相を変えて
声を荒げると
「はっ。今更、女王様面しないでくれる?私はもうアンタの部下じゃないわ。」
皮肉に満ちた声で
何か悲しい過去でも
思い出したかのように
顔を歪ませる少女
絡みつく腕を離し
再びニヤリと笑うと
レイの腹に手を添えた
その瞬間
空気砲で撃たれたかのように
ドゴォオオオン
思い切り吹っ飛んだーーーーー。