6年分の遠回り~いまなら好きって言えるかも~
半ば急かされるように立たされ、会計をする清水を見ていた。
呆気にとられすぎて割り勘、なんて言葉すら思いつかない。
通りに出て清水がタクシーを拾う。
「俺んちでいいか」
「あ、うん」
自分から誘ったくせになにを話していいのかわからない。
「あ、彼女?とかいいの?」
聞いておきながらなんだが、いたらいたで凹むな。
「いない」
「あ、そう」
短く言葉が返ってきて安心した。
それっきり清水は黙ってなにも言わない。
私も無言で窓の外を見ていた。
タクシーを降りたのはなぜかコンビニの前だった。
「まさかコンビニに住んでるの?」
自分でも間抜けな質問だと思う。
でもそれくらいテンパっていた。
「そんなわけあるか。
女は急なお泊まりにいろいろ必要なものがあるだろ」
清水と一緒にコンビニに入る。
そんな気遣いをしてくれるなんて清水、男としてポイント高し。
勧めてくれたので基礎化粧品を中心にメイク用品を揃える。
最近のコンビニはお泊まりセットだとかプチプラ化粧品が揃っていて嬉しい。
レジに向かったらちょうど清水がお会計をしていた。
ポケットにねじ込んだものを見て嬉しくなる。
呆気にとられすぎて割り勘、なんて言葉すら思いつかない。
通りに出て清水がタクシーを拾う。
「俺んちでいいか」
「あ、うん」
自分から誘ったくせになにを話していいのかわからない。
「あ、彼女?とかいいの?」
聞いておきながらなんだが、いたらいたで凹むな。
「いない」
「あ、そう」
短く言葉が返ってきて安心した。
それっきり清水は黙ってなにも言わない。
私も無言で窓の外を見ていた。
タクシーを降りたのはなぜかコンビニの前だった。
「まさかコンビニに住んでるの?」
自分でも間抜けな質問だと思う。
でもそれくらいテンパっていた。
「そんなわけあるか。
女は急なお泊まりにいろいろ必要なものがあるだろ」
清水と一緒にコンビニに入る。
そんな気遣いをしてくれるなんて清水、男としてポイント高し。
勧めてくれたので基礎化粧品を中心にメイク用品を揃える。
最近のコンビニはお泊まりセットだとかプチプラ化粧品が揃っていて嬉しい。
レジに向かったらちょうど清水がお会計をしていた。
ポケットにねじ込んだものを見て嬉しくなる。