6年分の遠回り~いまなら好きって言えるかも~
ちゃんと考えてくれているんだ。
私も支払いを済ませ、一緒に店を出た。
コンビニから歩いて三分くらいで清水の住んでいるマンションに着く。
中に入りドアに鍵をかけた途端、清水は私を壁に押しつけ性急に唇を重ねてきた。
「……がっつきすぎ」
「待てないんだから仕方ないだろ」
眼鏡を外した清水の顔がまた近づいてくる。
初めて直に見る、欲に濡れた艶やかな黒い瞳がとても綺麗だと思った。
また唇が重なり、今度は舌をねじ込まれる。
それが嫌かと言えば嫌じゃない。
身体から力が抜け、手から落ちたコンビニの袋が大きな音を立てた。
「こい」
唇が離れ、手を引っ張られる。
寝室へ連れていかれ、半ばベッドに放り投げられた。
「ちょ、シャワーくらい浴びさせて」
「待てないって言っただろ」
ネクタイを緩めながら清水が覆い被さってくる。
「もう六年も我慢していたんだ、一分、一秒だって待てない」
「えっ……」
続けようとした言葉は清水の唇に遮られた。
そのまま激しく求められ、思考は吹っ飛んでいく。
「清水、もう無理……!」
絶頂を迎えた瞬間、彼がなにかを呟いた気がした。
私も支払いを済ませ、一緒に店を出た。
コンビニから歩いて三分くらいで清水の住んでいるマンションに着く。
中に入りドアに鍵をかけた途端、清水は私を壁に押しつけ性急に唇を重ねてきた。
「……がっつきすぎ」
「待てないんだから仕方ないだろ」
眼鏡を外した清水の顔がまた近づいてくる。
初めて直に見る、欲に濡れた艶やかな黒い瞳がとても綺麗だと思った。
また唇が重なり、今度は舌をねじ込まれる。
それが嫌かと言えば嫌じゃない。
身体から力が抜け、手から落ちたコンビニの袋が大きな音を立てた。
「こい」
唇が離れ、手を引っ張られる。
寝室へ連れていかれ、半ばベッドに放り投げられた。
「ちょ、シャワーくらい浴びさせて」
「待てないって言っただろ」
ネクタイを緩めながら清水が覆い被さってくる。
「もう六年も我慢していたんだ、一分、一秒だって待てない」
「えっ……」
続けようとした言葉は清水の唇に遮られた。
そのまま激しく求められ、思考は吹っ飛んでいく。
「清水、もう無理……!」
絶頂を迎えた瞬間、彼がなにかを呟いた気がした。