Gold Man
老婆の言った言葉など、カイルはすぐに忘れてしまった。例え覚えていたとしても、綺麗な花を咲かせる程度だろうと思っていたのだ。しかし、それは大きな間違いである。

翌日、カイルが目を覚まして自室に置いたあの木を見た時、衝撃的なことが起きていたのだ。

「嘘だろ!?」

木に美しい黄金に輝く玉がいくつもできていた。本物の純金が木に実っている。

家族はもちろん、カイル自身も驚いてしまった。たった一晩にしてカイルはお金持ちになってしまったのだから。

そしてここから、カイルの運命は狂っていく。







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